天官賜福 bilibili 英語版の和訳 #31
天官賜福 英語版漫画の和訳 #31です。
☆登場人物の台詞を理解することが主な目的なので、台詞以外の、絵で表されている描写は最低限しか書いていません。
☆登場人物や場所の漢字が間違っている可能性があります。読んでくださって間違いに気づいた方は教えてくださったら嬉しいです。
☆意訳・省略ありです。
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4人は砂漠の中で打ち捨てられた茶屋を見つけた。
古びてはいるが卓も椅子もあるので、そこに座り休憩する。
「三郎、喉が渇いている?」
謝憐が三郎に水を入れた瓢箪を差し出す。
「ありがとう、哥哥」
三郎は1口飲むとすぐにそれを謝憐に返す。
そして謝憐が水をぐっぐっと飲むのを横目で眺め、「哥哥、まだ残っていますか?」と聞く。
謝憐がどうぞ、と渡そうとするのを扶揺が制す。
「待て。彼の水はもうなくなりそうだ。」
そして水の入った革袋を卓の真ん中に置く。
「私のものはまだ手を付けていない。だからどうぞ。」
謝憐は扶揺のその行動を訝しんだが、すぐに意味を理解した。
これは原形水だ!
飲む者に害はないが、彼らは三郎が”絶”の鬼か試すためにそれを使うのだから、強力なものだろう。
「本当に?ではなぜあなたたちは飲まないのですか?」
扶揺は一切怪しい表情は出さずに言う。
「あなたは客人だ。だからお先にどうぞ。」
「あなたたちが主人役なのだから、お先にどうぞ。僕が先に飲むのは失礼でしょう?」
2人の間に重い空気が流れる。
「やましいことがあるから飲まないんだな?」
扶揺が三郎をにらむが、三郎は笑って言い返す。
「お二人は毒を入れたから飲まないのでしょう?」
「毒が入っているかどうか、お前の隣の方に聞いてみろ。」
ついに謝憐も巻き込まれてしまった。
「哥哥、この水は毒が入っていますか?」
謝憐は困ってしまった。
「うーん…毒は入っていない。けれど…。」
三郎は謝憐の言葉の途中で革袋を掴んだ。
「良いでしょう。哥哥が毒入りでないというのならば、飲みますよ。」
扶揺と南風は、三郎が水をぐびぐびと飲んでいく姿を凝視した。だが彼らの予想とは裏腹に、三郎は何事もなく水を飲み切り、革袋を床へ放り捨てた。
「美味しくないな。」
それを見ても、まだ南風はあきらめなかった。
ガチャ、と黒い布に包まれたあるものを卓に置く。
「この旅は危険だ。身を守れるように剣を贈ろう。」
そう言って布から取り出したものを見て謝憐は仰天した。紅鏡だ!
元々、謝憐に贈られる前は君吾が所有していたものだ。その剣を抜いた者が人間でなければ剣は血のような赤に染まり、刃にその者の正体が映し出される。
昔、風信に質に入れるように頼んだのだった。また見ることができるなんて。
「へえ?見せてください。」
三郎が剣を手に取り、躊躇いなく鞘を抜き始める。
扶揺と南風はまた緊張するが、三郎はハハ、と笑って、途中で剣を鞘に戻してしまう。
「哥哥、あなたの従者2人は、僕をからかっているのですか?」
そう言って剣を卓の上に投げ捨てるように置く。
「壊れた剣でどうやって身を守る?」
3人はぽかんとする。その言葉に嫌な予感がした南風が剣を鞘から抜く。
しかし刀身は半分も無事に残っていなかった。鞘を振ると、卓の上に無残に砕けた刃がボロボロと降ってきた。
「お前…!」
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謝憐の水の飲み方えろいですね~!飲んだ後の口の拭い方もえろいですね~!
三郎最初はそれに目を背けてたけど、やっぱり見ちゃうの可愛い。
でもその様子扶揺と南風に見られてるよ…!余計警戒されちゃうよ!と思ってしまった。
紅鏡を質に入れようとする謝憐強い…。天界の一番のお偉いさんにもらった強力な武器を質に入れるって度胸ありすぎでしょう。追放されたらあとはもう怖いものなしなのかなぁ。
そんな頼み事された風信は胃が痛かったろうな…。結局質に入れられなかったのだろうし。