天官賜福 bilibili 英語版の和訳 #53

天官賜福 英語版漫画の和訳 #53です。

 

☆登場人物の台詞を理解することが主な目的なので、台詞以外の、絵で表されている描写は最低限しか書いていません。

☆登場人物や場所の漢字が間違っている可能性があります。読んでくださって間違いに気づいた方は教えてくださったら嬉しいです。

☆意訳・省略ありです。

 

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「動かないで。」

三郎は謝憐に囁く。彼らの周りには血の雨と蛇の残骸が降った。

「目のついているものならここへは来ません。」

蛇が降ってくる中、半月は必死に無実を主張する。

「私じゃありません!この蛇たちを召喚していません!」

その間にも大量の蛇が落ちてくる。扶揺の頭や背中にもだ。扶揺は怒り、手に光を生み出し蛇と戦い始めた。

「三郎…。」

「必要ありませんよ。」

謝憐が何も言わないうちに三郎は答えた。謝憐は少し首をかしげる

「どうして私が何を言おうとしているのか分かったの?」

謝憐の問いには答えず、三郎は面白そうに笑って繰り返す。

「哥哥、心配する必要はないです。あの役立たずは死にません。」

相変わらず扶揺には辛辣だ。謝憐はため息をついて扶揺を呼んだ。

「扶揺!炎の壁はどうした?」

炎の壁を出せば蛇は寄ってこないはずだが、彼は手に生み出した光で戦い続けている。また、何故か半月に蛇は襲ってこない。扶揺だけが標的にされている。

「このおぞましい蛇を燃やしたくないと思っているとでも⁈あなたの隣の男が私の法力を抑えているんだ!何もできないんですよ!」

「僕じゃない。」

三郎は謝憐の目をしっかりと見てそれを否定する。

「分かっています。あなたの仕業じゃないから、何かおかしい。刻磨と半月の2人は神の縄で縛られているし、私の法力はとっくの前に使い果たした。であれば…6人目の人物がこの罪人抗の底にいるということだ!」

「憑りつかれでもしているようですね!6人目がどこから来るというのですか⁈私が作った炎で内部がはっきり見えました!この坑には、生きているものは他にいません!」

まとわり続ける蛇に扶揺は悪戦苦闘し、苛立っている。

「私が飛び降りた後、ほかに誰も上から降りて来るのを見ていませんよ!」

その時だ。シューシューという蛇の鳴き声と共に、血まみれの手が半月の背後に現れた。

「誰…⁈」

半月の口はその手にふさがれ、後ろに倒れこむようにどこかへと姿を消した。

「誰かがここに…」

扶揺に説明をしようとした謝憐だったが、半月が突如姿を消したことに気付き固まる。

「…。半月⁈」

謝憐は思わず駆け出した。

「ちょっと!気を付けてください!彼女は近くであなたを狙っているかもしれない!」

「確かではないでしょう!まずは彼女を守らないと!」

「分かりました。」

三郎は謝憐の耳元でそう囁き、彼の腰に手を回した。彼らは宙へと浮き上がる。

そして足元に、先ほど刻磨と戦った謎の剣がまた現れ、見えない何かを切りつけ始める。

「へえ?面白い。本当に誰かいる。」

謝憐は剣が動く方向に向かって声を張り上げる。

「半月!どこにいる⁈まだ意識がある⁈返事はできる⁈」

しかし扶揺はそんな謝憐を理解できないようだ。

「何故彼女が今戦っている相手だと考えないのですか?!宣姫と自国を裏切る者の違いは何だ?一体何故あなたはまだ彼女を信頼する?」

「…扶揺、そんなにイライラするのはやめて…待って。今何と言った?」

謝憐は真顔になり問い返した。

「なぜそうも彼女を信頼するのかと言ったのです。」

扶揺は未だ蛇と戦いながら返す。

「あなたの隣の男同様にね。心の中では彼らが何者であるか分かっているのに、それでも彼の隣に立っている!」

「違う、私が言っているのはそれじゃない。あなたは宣姫と言った!宣姫の名を上げましたね!」

「それが何ですか!別に繋がりはないでしょう!」

扶揺はさらに苛立っているが、それには構わず謝憐は爪を噛む。

本当になんて間抜けなんだ…。つなぎ合わせるのにずいぶんかかった!

「止まってください!もう何も隠す必要はありません。」

そして謝憐はある人物の名前を呼ぶ。

「小裴将軍。」

 

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この話も謝憐と三郎の顔美しすぎますね!

なんで私が言いたいこと分かったの?って首を傾げる謝憐可愛いし、

それに対して、あの役立たずは死なないって笑う三郎美しい!

花城の時の赤くキラキラ光る眼も素敵だけど、少年の姿の時の真っ黒な眼も素敵。

 

そのあとの、半月を心配して駆け出す謝憐の耳元でささやく三郎美しい!色っぽい!

そして傘をバッと広げた時の2人の顔も好きです!突然のことに驚いている謝憐と、勝気そうな表情の三郎。

美しいもの見たら癒されるなぁ。明日も頑張れる!