『不小心救了江湖公敌』『Saved the Public Enemy by Mistake』 BILIBILI漫画 英語版の和訳 #35part2
不小心救了江湖公敌 英語版漫画#35part2の和訳 です。
☆登場人物の台詞を理解することが主な目的なので、台詞以外の、絵で表されている描写は最低限しか書いていません。
☆登場人物や場所の漢字が間違っている可能性があります。読んでくださって間違いに気づいた方は教えてくださったら嬉しいです。
☆意訳・省略ありです。
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「何故陸青云に、柳江鶴の死を唆したの?」
「彼をからかったの。」
曲江临は解清霜を憐れむような瞳で見つめる。
「…。楽しかった?」
「ちっとも。彼が何故、柳江鶴を助けたのか知りたかったの。」
「それだけ?」
「陸青云に興味はない。私はただ、解清玄のせいで苦しんでいる彼を見たいの。」
解清霜は曲江临の長い髪をなでる手に力を籠める。
「死んだ男を一人で憎んでいるのは寂しいもの。あなたに分かるかしら?」
「…。分かりたくもないわ。」
「はは。」
無表情に答える曲江临の膝に頭を預け、解清霜はまた彼女の髪を弄ぶ。
「間抜けを演じるのは楽しいの?あなた以上に私のことを分かっている者はいない。」
「ええ。あなたのこと、よくわかっているわ。でも、それを喜んでいるわけではないのよ。」
「我慢して頂戴。」
そして彼女はまた曲江临に命を下す。
「陸青云が出ていったわ。昔の診療所に行ったのではないかしら。
彼について行って。解仁宇の間諜に彼を見せてはいけない。」
「仲睦まじい家族ね。感動するわ。」
「家族の調和が一番大事よ。嫉妬したの?」
解清霜はいたずらっぽく、上目遣いに曲江临を見やる。
しかしこの問いに答えたの曲江临はではなかった。
「いいや、全く。」
2人は目を見開き、あれらもない体勢のまま雷に打たれたかのように硬直した。
「解堂主は腕利きの医師だな。歴史上、あんたに敵う医師はいない。」
そう親指を立て身を起こしたのは、言うまでもなく江鶴だ。
そんな彼を彼女たち2人は恐ろしく無表情で凝視し、何故かその拳は固く握り締められている。
江鶴は髪をかき上げ、少し困ったように笑う。
「今目が覚めてよかったよ。
もう少し後だったら、寝ているふりをすべきか迷っただろうな。愛憎の話については、俺は何も聞かなかったよ。
信じてくれ、堂主。」
しかし解清霜の殺意はどんどん濃くなっていき…
「落ち着いて!」
曲江临が焦った叫び声をあげる。
「清霜!落ち着いて!!
何故こいつを助けたか忘れたの!死んだら何も答えられないわよ!」
しかし彼女の説得もむなしく、江鶴の悲鳴が屋敷中に響き渡った。
静けさが戻った部屋の中では、再度江鶴が布団に横たわっていた。
口から血を流しているが、どこか安らかな表情だ。
そんな彼を、解清霜が虫けらのように見下す。
「患者は布団で大人しくしてて。」
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