天官賜福 bilibili 英語版の和訳 #48

天官賜福 英語版漫画の和訳 #48です。

 

☆登場人物の台詞を理解することが主な目的なので、台詞以外の、絵で表されている描写は最低限しか書いていません。

☆登場人物や場所の漢字が間違っている可能性があります。読んでくださって間違いに気づいた方は教えてくださったら嬉しいです。

☆意訳・省略ありです。

 

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「だから、あなたは彼女を捕らえ、罪人抗の上に吊るしたのですね。死後も彼女がどこに行っても追い、捕まえて、何度も何度も彼女を吊るすのですね。」

謝憐の言葉に刻磨将軍は怒声で答える。

「彼女を千回吊るそうと、たとえ1万回吊るそうともまだ足りぬ!奴はまいまだこの穴にわが兵を捕らえ押し込めているのだからな!」

将軍の悲痛な叫びは続く。

「しかも四方に強力な結界を組み、彼女が解除しない限り落ちた者は誰も出ることができない!彼女の裏切りのせいで無駄死にしたわが兵が毎夜苦しみで泣き叫ぶのが哀れだ…。彼らが平穏を得る唯一の方法は、永安人の血肉と骨で憎しみを消すことだ!」

そういうことか。

その戦争が半月の王国を滅亡させた。その宮殿魔術師と死んだ兵たちの魂はいまだこの荒廃した街にとらわれ、この地を支配する獰猛な魂となったのだ。

「だから、何百年もの間、兵士に与えるためにあなたは人々を捕まえて穴に投げ捨て続けたのですか?あなた自身の手で?」

「我らは半月国から出られぬ。しかし幸運にも、あの女の育てた蛇は喜んで人を咬む。だから中原人は善月草を採りに、ここに来ざるを得ない。」

「あなたが善月草の肥料にするために宮殿の庭園に人間を埋めたのですか?」

「勘が良いな。奴は愚かにも宮殿の宝物を盗もうとしたのだ。薬草の肥料として死ぬとは思いもよらなかっただろうな。」

「哥哥」

三郎が謝憐の耳元で囁く。

「彼は嘘をついています。」

「私もそう思う。少なくとも何かを隠している。」

刻磨は膨大な量の善月草を育て、さらに生きた人間を肥料として使っていた。しかし彼や彼の兵士たちが恨みを持つ霊魂になっても、サソリ蛇への恐怖はなくならなかった。

しかしサソリ蛇が半月国師の手中にあるならば、なぜ彼女はそうも簡単に兵たちに捕まる?

それに、彼女はサソリ蛇を操れるのに、なぜ蛇は何度もこの古代都市から抜け出すのか?

 

これらを踏まえると、国師が将軍の代わりに人々をここに誘い込んでいると考える方が納得がいく。

国師が故意にしていることであれば、兵の餌になる人間を捕らえるために刻磨に協力していることになる。しかし国師と将軍は敵対していたはずだ。

 

これらとは別に、ほかの疑問もある。

白い服の女性と彼女の仲間は一体何者なんだ…?

「将軍、私たちがこの街に来た時、2人の人物を見ました。1人は白い服、もう1人は黒い…」

その時三郎が指を謝憐の口元にかざし、彼の言葉を止めた。

「?」

視線を感じ穴の上を見上げると、底をのぞき込んでいる少女の顔が見えた。

半月国師だ!

彼女は穴にスッと飛び込み、静かに直地した。そして裸足を血に濡らして歩く。

「刻磨、何が起きているの?」

国師は周囲を見回しながら将軍に近寄る。

「何が起きているかだと⁈皆死んだのだ!」

「…。どうして皆死んだ?」

「お前が皆をこの地獄のような場所に突き落として閉じ込めたからだろうが!」

国師は将軍の言葉には答えず、じっと謝憐と三郎を見つめていた。

「そこにいるのは誰?誰かいる。」

国師は掌に光を灯した。その光は坑内を照らし、謝憐はようやくあたりを見ることができるようになったので、まず横に立つ三郎に目を向けた。

三郎は前に見た時と変わらぬ姿かたちで謝憐に笑いかけていた。しかし、以前の彼とは何かが違う気がする。

三郎…少し背が高くなった?

「わが兵を殺したな!楽しいか?」

三郎を見つめていた謝憐はいきなりの怒号に肩を弾ませた。

将軍は次に半月国師に怒鳴る。

「奴らはすべてお前のためにしたのだろう!」

「良かった。」

国師は無表情につぶやく。

「良かった?何が良いのだ!どういう意味だ!」

「彼らは解放された…。」

 

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しー...と謝憐の言葉を指で制すの色っぽい。ギリギリ唇に触れてなさそうなのがまたいい…。

辺りが明るくなって三郎を見る時の謝憐の顔と、その前のアップの顔が好きです。美しい。もちろんそんな謝憐を面白そうに見つめている三郎も美しい。

いちおう少年の姿に戻った三郎だけど、ずいぶん背が高くなった。前は謝憐と頭一個分の差はなかったはず。髪もおりて、急激に大人っぽくなった。

この三郎も素敵だけど、謝憐によるクシャっとした三つ編みがとても可愛かったのに…。またあの髪型の三郎見たいなぁ。