『不小心救了江湖公敌』『Saved the Public Enemy by Mistake』 BILIBILI漫画 英語版の和訳 #14

不小心救了江湖公敌 英語版漫画の和訳 #14です。

 

☆登場人物の台詞を理解することが主な目的なので、台詞以外の、絵で表されている描写は最低限しか書いていません。

☆登場人物や場所の漢字が間違っている可能性があります。読んでくださって間違いに気づいた方は教えてくださったら嬉しいです。

☆意訳・省略ありです。

 

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「そういえば、桃花塢にいた時も、厳しい監視があったよな。漁網や虎ばさみのように、お前にしっかり絡みついている。」

江鶴は木の根元に置かれた板をかき分け言う。

「不快だろうな。俺があの夜、屋敷で深手を負っていなかったら…」

板の間から見つけた巾着をぎゅっと握り締める。

「あいつら全員皆殺しにしてやったのに!」

“自意識過剰だな。”

江鶴の獣のような顔はすぐに消えた。巾着を開け、陸九に中身を示す。

「だが今夜の人間は違った。彼女はただ暗闇に潜み俺たちを監視していただけではない。俺たちが紅叶庄に向かうことを知っていて、彼女もそれを望んでいるようだ。」

巾着には3つの光輝く、美しい珠が入っていた。江鶴はそれを瞳の前にかざす。

「明月珠3つは紅叶庄で血蓮を買うに妥当な対価だ。それに、この珠に残った気を見るに…俺が怪我をしていなくとも、彼女に敵いそうにないな。」

それを聞き陸九は挑発的に笑う。

「恐ろしいのか?ならば生死の契を解いて逃げ出せ。彼女にとって、お前を殺すことなど朝飯前だ。」

「恐ろしい?全くの逆だ。」

これは傲慢ゆえの発言ではなかった。

「今お前を保護し続けられるのは、おそらく”当時”お前を救った者たちだけだろう。」

「…。」

陸九は江鶴をにらむように見つめた。しかしすぐに面白そうな笑みを浮かべる。

「お前は一体…どこまで私のことを知っている?」

江鶴も笑う。

「陸青云、白面鬼。済世堂の…」

しかしここで冷たい風が吹いた。

いまだに上半身裸で会った江鶴は盛大にくしゃみをする。

「ハックション!」

「…。」

偶然ではあろうが、どこまでも人を小馬鹿にしたような江鶴であった。

 

~影衛の皆さんにインタビュー~

Q.「陸九への監視方法が気持ち悪いという人がいますが…。」

 

A.「好きでやってるとでも?」

「非人道的。」

「年中無休。」

「恐ろしい主だ。」

「週6日午前9時から午後9時まで…いやいや、24時間365日だ。」

「一日中男を見つめていたくないよ。」

「命令は命令だ。どうしようもないだろう?」

 

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