『不小心救了江湖公敌』『Saved the Public Enemy by Mistake』 BILIBILI漫画 英語版の和訳 #20

不小心救了江湖公敌 英語版漫画#20の和訳 です。

 

☆登場人物の台詞を理解することが主な目的なので、台詞以外の、絵で表されている描写は最低限しか書いていません。

☆登場人物や場所の漢字が間違っている可能性があります。読んでくださって間違いに気づいた方は教えてくださったら嬉しいです。

☆意訳・省略ありです。

 

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「何千もの灯籠の中に、明月灯が一つ紛れています。それを見つけ先に火をともしたものが勝者です。準備は良いですか?」

陸九と贺兰旭に問うた後、白い面の男は銅鑼を鳴らした。

「灯籠を放て!」」

その言葉と共に、数え切れぬほどの灯籠が仙客楼の中に放たれた。

その灯りのもと対峙する陸九と贺兰旭の間には、赤い符が浮かんでいる。

「お二方、火符をお取りください。」

その言葉を受け符を手にした贺兰旭が陸九に声をかける。

「道士よ。」

「?」

「私が明月灯を見つけるまで、少々お休みください。」

そう言った彼の手には、既に刀が握られている。

“何をするつもりだ?!”

不穏な気配を感じ取った陸九だが、構える間もなく贺兰旭が突進してきた。

「!」

「灯籠は1000個しかありませんから、そう長い間気を失ってはいないでしょう。」

外れる面を気にすることなく、贺兰旭は陸九に切りかかる。

その攻撃を辛くも回避した陸九は呆然とする。

“灯籠を探す前に私を殺すつもりか⁈初めから勝負を終わらせようというのか⁈”

その時、陸九の面がパキリと音を立てて割れた。贺兰旭の攻撃をよけきれてはいなかったのだ。

「!」

 

端から傍観する白い面の男たちがそれを見てヒソヒソと話し始めた。

「面が壊れた。彼の素性が…。」

端から傍観する一人の白い面の男がこの様子を見て懸念を口にするが、この心配は無用であった。

「この遊びでは、相手の顔を攻撃することがよくある。面が壊れるのは珍しいことではないから、庄主が仙客楼に術をかけている。彼らは互いの顔がはっきりとは見えないよ。お客の素性は、打ち負かされて死んだ後でも守られている。」

「おお、便利なものだなぁ。」

 

その会話の間に、贺兰旭が再び陸九に迫っていた。

「失礼。」

そう言い、陸九の眼前で刀を振りかざす。

だが陸九に策がないわけではなかった。刀を何とか避け、互いの身がすれ違う一瞬の間に贺兰旭の腹に手を押し当てた。

「毒?」

陸九の唯一の対抗策であったが、贺兰旭は平然としていた。

「降参してください。毒は私には効きません。私は若い頃毒に侵されました。その時、済世堂の親切な方が私を救ってくださった。それ以来、私はほとんどの毒に耐性を持っているのです。」

それを聞いて陸九は愕然とした。

“毒への耐性⁈私の百草丹ではないのか?ならば、私は以前彼を救ったことがあるのか!

私は最近、なんて恐ろしく不運なのか…。”

 

 

[観客]

贺兰雪:私だと奴に手厳しくしすぎると言ったのに、符を取った次の瞬間に剣を抜いたな。

“気を失う”って、2度と目が覚めないという意味じゃないのか?

 

曲江临:どうしよう…。うまく彼を救う機会がないわ。(陸九がやられているのを見られるのは嬉しいけれど。)

 

柳江鶴:△子供が下品な言葉を使ってはいけません。

 

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