『不小心救了江湖公敌』『Saved the Public Enemy by Mistake』 BILIBILI漫画 英語版の和訳 #30

不小心救了江湖公敌 英語版漫画#30の和訳 です。

 

☆登場人物の台詞を理解することが主な目的なので、台詞以外の、絵で表されている描写は最低限しか書いていません。

☆登場人物や場所の漢字が間違っている可能性があります。読んでくださって間違いに気づいた方は教えてくださったら嬉しいです。

☆意訳・省略ありです。

 

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済世堂

江南内庭

 

江鶴は曲江临に従い歩いていた。青云の姿はない。

「何故俺たちを引き離した?別にした方が殺すのが簡単だからか?」

「二堂主は陸青云にのみ用がある。だからここで待ちなさい。」

「従順でつまらないやつだな。」

「黙って。」

江鶴が挑発的な発言をしても、曲江临は目も合わせず無表情だ。

「お前も、あいつらが何を話しているのか気になるんじゃ…。」

江鶴の言葉の途中で、彼が提げていた刀が音を立てて落ちる。

「どこでその刀を手に入れたの?」

「俺の恋人からさ。」

そう答えた次の瞬間、曲江临の簪が風を切って飛んできた。刀を拾おうと伸ばした江鶴の指をかすめる。

「!」

江鶴は、血が噴き出す指を見て顔をしかめる。

「お前、武道倫理がないな。重傷者を何の警告もなく襲うなよ。」

「口に気をつけなさい。」

曲江临の顔は強張っている。

江鶴はそれを注意深く観察しながら、刀を拾い上げた。

「お前の反応から推測するに…この刀は解清玄の物だったんだな?」

「…。」

「この刀を認識していながらも、なお尋ねた。その動揺の理由は大体見当がつく。だが、俺に八つ当たりをして何の意味がある?

お前は守りたくもない男を守り、やりたくもないことをやっている。

お前は影衛になるために紅叶庄を出たのか?」

江鶴のこの言葉に、曲江临は少し目を瞠った。江鶴はそんな彼女に、静かに言葉を続ける。

「俺ならお前を助けてやれる…。」

しかし曲江临は不快そうに顔を歪める。

彼の言葉が、紅叶庄主の受け売りであると気づいたようだ。

「そんな噂で私の心を読もうとしないで。」

「いいだろう。やめてやる。」

そう言うと、江鶴は彼女を振り返り、いたずら好きな笑みを浮かべた。

「ちょっと遊ぼうじゃないか。俺はあいつらの話を盗み聞きに行く。お前は俺を捕まえに来るんだ。どうだ?」

 

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天官賜福 、隔週更新になるというお知らせが出ていましたね…。

残念!

毎週水曜日の楽しみだったのになぁ。

残念ではありますが、ともかく来週が待ち遠しいですね!楽しみ!